2024/10/03 お知らせ

【名古屋市】一棟マンション売却にかかる費用や税金などを解説

一棟マンションの売却と言うと、大きなお金が動くため、初めて不動産を売却する方にとっては不安な点が多々あるかもしれません。例えば、売却金額だけではなく一棟マンションの売却にかかる費用や税金などもしっかり把握しておきましょう。

そこで本記事では、一棟マンションの売却にかかる費用や税金、売却する際の注意点などを詳しく解説します。最後に、名古屋市で一棟マンションを売却できる不動産についても紹介するので、ぜひお読みください。

一棟マンション売却にかかる費用と税金

一棟マンションの売却にかかる費用と税金は以下のとおりです。

印紙税
抵当権抹消登記の費用と司法書士への代行手数料
不動産会社への仲介手数料
譲渡所得税
引渡日以降の賃料や敷金
その他の費用

それぞれについて詳しく説明します。

▪印紙税

印紙税とは、収入印紙の代金のこと。収入印紙は切手のようなもので、契約書や領収書などに貼り付けるものです。印紙税額は、以下のとおり、記載された契約金額によって変わります。

契約金額	印紙税額
500万円を超え1,000万円以下	1万円
1,000万円を超え5,000万円以下	2万円
5,000万円を超え1億円以下	6万円
1億円を超え5億円以下	10万円
5億円を超え10億円以下	20万円
10億円を超え50億円以下	40万円

出典：国税庁｜印紙税額の一覧表

▪抵当権抹消登記の費用と司法書士への代行手数料

抵当権抹消登記の費用とは、ローン利用の場合に設定されている抵当権を抹消するためにかかる費用のことです。

抵当権とは、ローンが返せなかった時に物件を売却した利益を財源として弁済を受ける権利のことを言います。一般的には、司法書士に手続きを代行してもらうことが多く、費用は約1～3万円が相場です。この金額に加えて、抵当権抹消登記自体の費用が、1物件につき1,000円かかります。

▪不動産会社への仲介手数料

一棟マンションの売却契約が成立した場合は、仲介業務をおこなった不動産会社に仲介手数料を支払います。仲介手数料の金額の上限は、宅地建物取引業法で定められており、以下のとおりです。

不動産売買価格	仲介手数料の上限金額
200万円以下	売買価格×5％＋消費税
200～400万円以下	（売買価格×4％＋2万円）＋消費税
400万円超え	（売買価格×3％＋6万円）＋消費税

出典：公益社団法人全日本不動産協会｜宅建業コラム

▪譲渡所得税

譲渡所得税とは、一棟マンションの売却で利益が出た場合、その利益に対して加算される所得税や住民税、復興特別所得税のことです。

譲渡所得とは「売却価格－（取得費 + 譲渡費用）」から算出した金額のことで、譲渡所得税の計算式は、以下のとおりです。

譲渡所得の種類	所得税率	住民税率	合計税率
5年超えの「長期譲渡」	15.315%	5％	20.315％
5年以下の「短期譲渡」	30.63%	9％	39.63％

出典：国税庁｜譲渡所得の計算のしかた（分離課税）なお、「長期譲渡」とは譲渡した年の1月1日において所有期間が5年を超えるものを指し、「短期譲渡」とは譲渡した年の1月1日において所有期間が5年以下のもののことです。

▪引渡日以降の家賃や敷金

一般的に、一棟マンションに住んでいる賃借人は、翌月分の家賃を前倒しして支払っていることが多いため、引渡日以降の家賃や敷金については、一棟マンションの買主に支払うことになります。

その他の費用

ローンを利用していた場合、ローンを完済してから売却する必要があり、その完済手続きに約3,000～5,000円かかることもあります。

その他、別途かかる費用もあるかもしれませんので、詳しくは不動産会社に相談しましょう。

一棟マンションを売却する際の注意点

一棟マンションを売却する際の注意点を5つ紹介します。

自分でも一棟マンションの相場を把握しておく
不動産会社に売買の目的や理由を具体的に伝える
査定価格は売却価格とは限らないことを理解する
一棟マンションの管理状態を良くしておく
なるべく満室の状態を保つ

それぞれについて詳しく説明します。

自分でも一棟マンションの相場を把握しておく

一棟マンションの売却金額は、不動産会社が査定してくれますが、それが妥当なものか判断するために、自分でも一棟マンションの相場を把握しておくことをおすすめします。

例えば、国土交通省が提供する「不動産情報ライブラリ」を活用してみてはいかがでしょうか。不動産の取引価格や地価公示などの情報をインターネット上で調べることができます。

▪不動産会社に売買の目的や理由を具体的に伝える

不動産会社とタッグを組んで、一棟マンションを売却することになるため、売買の目的や理由は丁寧かつ具体的に伝えることをおすすめします。その目的や理由によって、売却戦略が変わることもあるかもしれません。

▪査定価格は売却価格とは限らないことを理解する

査定価格は、売却価格とは限らないことも理解しておきましょう。査定価格とは、一棟マンションといった不動産を売りに出した場合、おおむね3ヵ月程度で売れるだろうと不動産会社の担当者が判断する金額のことです。

そのため、その判断どおりにいかないことも想定しておいてください。ただし、あくまでも売却価格の決定権は売主にあるため、最低どのくらいの価格なら納得いくか、ということも考えておくとよいでしょう。

▪一棟マンションの管理状態を良くしておく

一棟マンションは高額な取引になることが多く、一戸建てや区分マンションなどに比べると買い手がつきにくいこともあります。

そういった中で、売主ができることで言うと、ゴミ捨て場や駐車場・駐輪場などの共用部をきれいな状態にしたり宅配ボックスを設置したりしておくことが挙げられます。

居住者にとって暮らしやすいマンションにすると、その点が評価されて、一棟マンションの買い手がつくかもしれません。

▪なるべく満室の状態を保つ

一棟マンションの価値を上げるために、なるべく満室の状態を保つことをおすすめします。投資目的で一棟マンションを購入する方もいるため、収益性がある物件だと評価してもらいましょう。例えば、一般的に退去が多い3月の売却は避けたり、積極的な入居募集をしたりするとよいでしょう。

【名古屋市】一棟マンションの売却に強い不動産会社「株式会社エバーティス」に相談しよう

この記事では、一棟マンションの売却にかかる費用や税金、売却する際の注意点などを解説しました。一棟マンションを売却するイメージを具体的に描けたでしょうか。

さらに、詳しく相談したいということであれば、名古屋市に拠点を構える当社「株式会社エバーティス」にご連絡ください。

名古屋市に特化して中古一棟マンションや事業用地を募集しております。何か気になることがございましたら、お気軽にご連絡ください。心よりお待ちしております。

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